CCNAとは
「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」は、世界最大手のネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズ社が実施する、ネットワークエンジニアの技能を認定する試験です。
同社の主力商品であるCiscoルータ、Catalystスイッチに関する技術力の証明となるだけでなく、基礎的なネットワーク技術(TCP/IPなど)を持つことの証明にもなります。
認定資格の取得は、IT業界でキャリアを築くための第一歩です。ネットワークエンジニアのスタンダードな資格として世界的に知られています。
CCNAの位置付け
シスコ技術者認定には6つのグレードがあり、簡単な方から「エントリー」「アソシエイト」「スペシャリスト」「プロフェッショナル」「エキスパート」「アーキテクト」の順です。その中で最もポピュラーなものがアソシエイトレベルに属する「CCNA」です。
CCNA取得のメリット
資格を得ることで、客観的な判断基準でネットワークエンジニアとしての基本的スキルが備わっているということが証明できる。
就職や転職の際に有利になったり、仕事上での新体制が高くなります。
CCNA試験範囲は、ネットワーク の基礎を系統だって、とても丁寧に網羅しています。固定の業務をこなしていると、どうしても知識が偏ってくる場合があります。自分に足りない知識はないか、また得意な分野はどこなのか、客観的にチェックすることができます。
試験の概要について
試験番号 | 200-301 CCNA |
問題数 | 100〜105問程度 |
試験時間 | 120分 |
受験料 | 33,600円+税 |
出題形式 | CBT(コンピュータ入力)方式 |
受験の前提条件 | なし(ただし年齢制限あり) |
試験日、試験会場 | ピアソンVUE社のサイトで希望の日時、場所を指定可能 |
出題範囲
1.ネットワークの基礎(20%)
ネットワーク機器、ネットワークトポロジ、TCP、UDP、ワイヤレスの原理、仮想マシン、スイッチング
2.ネットワークアクセス(20%)
3.IPコネクティビティー(25%)
4.IPサービス(10%)
5.セキュリティーの基礎(15%)
6.自動化とプログラマビリティ(10%)
CBT方式
試験会場で自宅を選べるらしいですが、もしネットワーク環境の関係等で動作がうまくいかない場合があるので、不安であれば自宅以外がいいかも知れません。
日時も自由に予約可能です。モチベーションを高めるために、あらかじめ何ヶ月前に予約するのもありです。
【試験の流れ】 pcログイン(試験監実施) →注意事項確認 →チュートリアル(15分以内) →本番解答(100問/120分) →アンケート →終わり。
おすすめ学習法
参考書としておすすめは「1週間でCCNAの基礎が学べる本」です。
公式に過去問を出していません。問題を解く上でお勧めがPing-t、CCNAイージスです。
料金高いですがCramMediaもあります。
Ping-t
無料で半分、有料(2,400円/月)で全部が利用可能で、過去の回答結果も分析できます。
CCNAイージス
量が多いです。
補足情報
- 合格は試験終了後にすぐ確認できる。
- 合格一週間後に登録したアドレスにメールが届き、届いたメールから電子の合格証明書のPDFがダウンロードができる。
- 紙の証明書は2ヶ月かかる。
試験後の感想
- 問題を後で振り返ることができないため、いかに問題と解答を素早く理解できるかが「カギ」だと思います。
- Ping-tの模擬試験で8〜9割でうけました。
- ルーティングテーブルを読み解く問題が多かった気がします。
- WLCのGUI設定問題も3、4問出てきました。
- 自分が暗記が苦手なのもありますが、割と悩むものが多かったです。暗記は問題演習と別で時間を割いてしたらよかったと思いました。
- 問題をあとから見直しができないのは、知っていいたが、不安になりました。
- 時間は7分ほど余りましたが、前半必要以上に考えたりしていて、後半焦って割り切りスピード重視でしました 。(後から見直しができないこともあり)