Cisco IOSの便利キー
モード
モード | プロント | 説明 |
---|---|---|
ユーザモード | > | Pingなどの一部のコマンドしか使用できないモード |
特権EXECモード | # | 設定などの情報を確認できるモード |
グローバル コンフィグレーションモード | (config)# | デバイス本体に関する設定を行うモード |
ライン コンフィグレーションモード | (config-line)# | アクセス回線に関係する設定を行うモード |
インターフェイス コンフィグレーションモード | (config-if)# | インターフェイスに関係する設定を行うモード |
ルータ コンフィグレーションモード | (config-router)# | ルーティングプロトコルの設定を行うモード |
ホスト名の変更
Router>enable
Router#configure terminal
Router(config)#hostname RA
インターフェースの通信速度の指定
(config-if)#speed {1000 | 100 | 10 | auto}
1000… 1Gbpsにする
100… 100Mbpsにする
10… 10Mbpsにする
auto… 対向インターフェースとネゴシエーションして通信方式を決める(デフォルト)
インターフェースの通信方式の指定
(config-if)#duplex {full | half | auto}
full… 全二重通信にする
half… 半二重通信にする
auto… 対向インターフェースとネゴシエーションして通信方式を決める(デフォルト)
スイッチにデフォルトゲートウェイの設定
- デフォルトゲートウェイは、異なるネットワークと通信するための設定です。
- 設定したい機器と同じネットワークに属するIPアドレスを指定
(config)#ip default-gateway [ IPアドレス ]
設定内容を確認
show running-config
RAM内にあるファイルで、電源を切ると内容が消えてしまうファイルです。
show startup-config
NVRAM内に保存されている設定ファイルで、電源を切っても保存情報が消去されません。
不揮発性メモリ(non-volatile memory)
copy
RAMにある現在の設定を、NVRAMに保存する
#copy {コピー元} {コピー先}
インターフェースのレイヤ3(IP)の状態を表示
show ip interface FastEthernet 0
インターフェイスの状態をシンプルに表示
show ip interface brief
- unset(未設定)
- manual(手動設定)
- NVRAM(コンフィグファイルから読み込んで設定)
- DHCP(DHCPサーバから取得して設定)
【StatusとProtocolの状態一覧】
Status | Protocol | 通信 | 状態と主な原因 |
---|---|---|---|
up | up | 可 | 通信が可能 |
administratively down | down | 不可 | 自身のインターフェイスを管理的に「shutdown」している状態 |
down | down | 不可 | ・ケーブルの未接続 ・ケーブル故障 ・大綱のインターフェイスが無効(shutdown) ・速度の不一致 ・err-disabledになっている(ポートセキュリティ作動など) |
up | down | 不可 | ・スイッチのイーサネトインターフェイスで発生しない状態 ・ルータの場合はレイヤ2プロトコルに原因あり(PPPやHDLCの不一致など) ・クロックレートが未設定(シリアル接続の場合) |
物理ポートの重要な情報(状態/Duplex/Speedなど)を集約して表示
#show interfaces status
DuplexやSpeedの設定が「auto」の場合は「a- xx」という表示になります。
#show interfaces
- 「reliability」はインターフェースの信頼性を表している
- 最も信頼性が高い値は「255/255」で、最も信頼性が低い値は「0/255」
経路を確認
show ip route
traceroute
ルータからある宛先までの通信経路において、障害が起きている地点を調べる
拡張tracerouteコマンド
特権モードでのみ使用できます。拡張tracerouteコマンドは、tracerouteコマンドの後に何もパラメータを指定しないで実行します。
- Target IP address…宛先IPアドレスを指定
- Source address…送信元IPアドレスを指定
- Probe count…送信するプローブパケットの数を指定
- Minimum Time to Live…最小のTTLを指定(2を指定した場合は2ホップ目からの情報が表示される)
- Maximum Time to Live…最大のTTLを指定
Ping
<拡張Pingで指定できる主なパラメータ>
- Protocol
- Target IP address…宛先IPアドレスを指定
- Repeat count(パケットの数)
- Datagram size(パケットサイズ)
- Timeout in seconds
- Source address or interface…送信元IPアドレスを指定
接続性や状態を確認する際に使用する主なコマンド
Flashの確認
Flash上に格納しているIOSやイメージ、Flashメモリの空き容量や使用量が確認
#show flash
機器のIOSバージョン、機器の型番、実装メモリ(DRAM、Flash)、起動時間などの確認
Router#show version
[1]現在稼動しているIOSのバージョン
[2]システムが稼働してからの時間
[3]システムを起動した方法
[4]現在ルータで稼動しているIOSファイル
[5]DRAMの容量
[6]Flashメモリの容量
[7]コンフィグレーションレジスタ値
clock
タイムゾーンの設定
(config)#clock timezone {ゾーン名} {時} [分]
システムクロックの手動設定
システムクロックはメモリ上で動作する時刻であるため、システム再起動時には消えます。
#clock set { 時:分:秒 日 月 年 | 時:分:秒 月 日 年}
使用するIOSの指定
(config)#boot system {flash{ファイル名}| ftp{ファイル名}{IPアドレス}| tftp{ファイル名}{IPアドレス}| rom}
flash・・・FlashメモリからIOSを検索
ファイル名・・・IOSのファイル名を指定
ftp・・・FTPサーバからIOSを検索
IPアドレス・・・FTPサーバのIPアドレスを指定
tftp・・・TFTPサーバからIOSを検索
IPアドレス・・・TFTPサーバのIPアドレスを指定
rom・・・ROMからIOSを検索
Telnet
<必要な設定>
- IPアドレスの設定
- デフォルトゲートウェイの設定
- VTYパスワードの設定
- enableパスワードの設定
エラーメッセージ
% 192.168.1.64 overlaps with FastEthernet0 | ネットワークアドレスが重複している |
% Ambiguous command: | コマンドに誤りがある |
% Incomplete command. | 必要なパラメータの指定が不足している |
% Unknown command or computer name, or unable to find computer address | コマンドとしてもホスト名としても認識できない |
% Invalid input detected at ‘^’ marker. |