GTMで利用可能な主なタグタイプを体系的に説明
GTM タグタイプ一覧 Googleサービス • GA4 設定 • GA4 イベント • Google Ads コンバージョン • Google Ads リマーケティング • Google タグ 広告タグ • Meta (Facebook) Pixel • Amazon Advertising • Twitter広告タグ • LINE Tag • その他の広告プラットフォーム カスタムタグ • カスタム HTML • カスタム画像 • カスタム JavaScript 分析ツール • Adobe Analytics • Mixpanel • Amplitude その他のサービス • ヒートマップツール (Hotjar等) • チャットツール • A/Bテストツール • フォーム分析ツール

主なタグタイプを5つのカテゴリーに分類して説明します:

Googleサービス系

  • GA4設定/イベント
  • Google広告のコンバージョントラッキング
  • Googleリマーケティング
  • Googleタグ

GA4イベントのタグ

GA4 イベントの構造 基本設定 • 設定タグ: GA4設定タグを選択 • イベント名: 推奨イベント名または任意のカスタムイベント名 イベントパラメータ • 推奨パラメータ: page_title, page_location, page_referrer など • カスタムパラメータ: 独自のキーと値のペア • ユーザープロパティ: user_id, クライアントID など 主要な推奨イベント • page_view: ページビュー計測 • scroll: スクロール計測 • click: クリック計測 ※ イベントはトリガーと組み合わせて使用します

GA4タグタイプを選択することで、GTMからGA4への計測を簡単に実装できることが大きな利点です。

簡単な実装

  • GTMでタグタイプを「Google アナリティクス:GA4設定」「Google アナリティクス:GA4イベント」を選ぶだけで基本的な設定が完了
  • 個別にJavaScriptコードを書く必要がない
  • 設定画面でポイントアンドクリックで実装可能
GA4タグの主な使用目的 1. ユーザー行動の把握 • ページビュー数/滞在時間 • クリック/スクロール行動 • 動線分析 • 離脱率/直帰率 • ユーザーセグメント分析 2. コンバージョン測定 • 購入/申し込み完了 • フォーム送信 • 会員登録 • 商品閲覧/カート追加 • 売上/顧客単価の計測 3. マーケティング効果測定 • 広告効果分析 • 流入元分析 • キャンペーン効果測定 • ROI/ROAS分析 4. サイト改善 • UI/UX改善のためのデータ収集 • ページパフォーマンス分析 • コンテンツ効果測定 • A/Bテストの効果測定 これらのデータを活用して、ビジネス目標の達成とユーザー体験の向上を図ります
GA4タグ配信後の確認手順 1. リアルタイムレポートでの確認 • GA4 > リアルタイム > アクティブユーザー • イベント、ユーザー属性、コンバージョンの即時確認 2. DebugViewモードでの詳細確認 • GA4 > 設定 > DebugView • イベントパラメータ、トリガー条件の検証 3. レポートでの確認 • GA4 > レポート > イベント • データの蓄積状況、トレンドの確認 注意: データの反映には通常24-48時間かかります。リアルタイムとDebugViewを活用して初期確認を行うことが推奨されます。

広告タグ

  • Meta (Facebook) Pixel
  • Amazon Advertising Tag
  • Twitter広告タグ
  • LINE Tag
  • その他の広告プラットフォームタグ

Google 広告のコンバージョン トラッキングタグ

Google広告経由の訪問者のみ計測し、広告効果の測定と最適化

Google広告タグ vs GA4タグの違い Google広告コンバージョンタグ Google広告からの流入 コンバージョンの計測 特徴: • 広告効果測定に特化 • 広告クリック後の成果のみ計測 • 広告運用の最適化用 • GA4には直接データが送られない GA4タグ すべての流入 (広告、自然検索、直接など) 全体的な行動分析 特徴: • サイト全体の分析が可能 • すべての流入からの計測 • 詳細な行動分析が可能 • ユーザーの動線分析が可能 目的に応じて両方のタグを使い分けることを推奨

総合的なウェブ解析を行うためには:

  1. GA4タグで全体的な分析を行い
  2. 広告効果の詳細な測定にはGoogle広告タグも併用する

という形で両方を適切に設定することが推奨されます。

カスタムタグ

  • カスタムHTML:独自のHTMLやJavaScriptコードを実装
  • カスタム画像:特定の画像をトラッキング用に導入
  • カスタムJavaScript:独自のJavaScript関数の実装

LINEのコンバージョンタグ

実装方法

  • GTMで「カスタムHTML」タイプとして設定
  • 広告プラットフォーム提供のコードを実装
  • コンバージョンポイントでトリガー設定
広告コンバージョンタグの実装と機能 実装方法(GTM) カスタムHTML <script> // 広告プラットフォーム用 </script> 一般的なトリガー例: • 購入完了ページ • フォーム送信完了 • 会員登録完了 広告タグの機能 主な機能: • コンバージョン計測 • 広告効果の測定 • ユーザー行動の追跡 • 広告配信の最適化 • コンバージョン価値の測定

このように、カスタムHTMLタグは様々な広告プラットフォームのコンバージョン計測に活用され、広告効果の測定や最適化に役立てられます。

分析ツール系

  • Adobe Analytics
  • Mixpanel
  • Amplitude
  • その他の分析ツール

その他のサービス

  • ヒートマップツール
  • チャットツール
  • A/Bテストツール
  • フォーム分析ツール

これらのタグは、トリガーと組み合わせることで、様々なイベントやユーザーアクションを追跡することができます。