こんにちは!今回は、ランディングページ(LP)でよく使用される「hidden inputs」を活用したWebフォーム実装について、実践的な観点から解説していきます。
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Webフォームを実装する際、ユーザーに直接入力してもらう項目(名前、メールアドレスなど)以外にも、様々な付加情報を収集する必要があります。例えば:
- 広告効果測定のためのUTMパラメータ
- ユーザー追跡用のクライアントID
- Google広告のトラッキング情報(Xclid)
- 初回流入ページ情報
これらの情報は、マーケティング分析や顧客対応に重要ですが、ユーザーに入力を求める必要はありません。そこで活用されるのが「hidden inputs」です。
実装の基本的な流れ
<form action="process.php" method="post">
<!-- 通常の入力フィールド -->
<input type="text" name="name" placeholder="お名前">
<input type="email" name="email" placeholder="メールアドレス">
<!-- hidden inputs -->
<input type="hidden" name="utm_source" value="<?php echo $utm_source; ?>">
<input type="hidden" name="utm_medium" value="<?php echo $utm_medium; ?>">
<input type="hidden" name="client_id" value="<?php echo $client_id; ?>">
</form>
Step 2: サーバーサイド(PHP)での処理
// データ受信
$formData = $_POST;
// バリデーションと加工
$processedData = validateAndProcess($formData);
// 必要に応じてデータを振り分け
saveToDatabase($processedData);
prepareForRPA($processedData);
一般的なWeb問い合わせフォームのバックエンド処理パターン
< 拡張的な 4 5 6 の処理フロー例 >
< 顧客管理システムからRPAへの連携部分 >
メール経由ですることもあります、、
実装のメリット
- データの確実な収集
- JavaScriptに依存せず、確実にデータを送信可能
- ブラウザの互換性が高い
- 運用の効率化
- RPAとの連携が容易
- データベースへの直接保存が可能
- 分析の精度向上
- 広告効果測定の正確性が向上
- ユーザージャーニーの詳細な把握が可能
4. 実装時の注意点
- セキュリティ対策
- 送信データの適切なバリデーション
- XSS対策の実施
- データ管理
- 必要最小限の情報のみ収集
- プライバシーポリシーへの明記
- 保守性
- 適切なドキュメント作成
- コードの可読性維持
まとめ
hidden inputsを活用したフォーム実装は、LPにおける標準的な手法として広く採用されています。適切に実装することで、マーケティング効果の測定や顧客管理の効率化に大きく貢献します。
実装の際は、セキュリティとプライバシーに十分配慮しつつ、将来の拡張性も考慮した設計を心がけましょう。
※ 本記事で紹介した実装方法は、多くの企業のWebマーケティングで実践されている一般的なアプローチです。