Contents
- 1 PHPの概要
- 2 テキストと数の操作
- 3 ホワイトスペース
- 4 演算子
- 5 エスケープ
- 6
- 7 ヒアドキュメント
- 8 配列
- 9 連想配列
- 10 配列関数
- 11 関数
- 12 ユーザー定義関数
- 13 組み込み関数
- 14 文字列関数
- 15 変数
- 16 スコープ
- 17 オブジェクト
- 18 サブクラス
- 19 名前空間
- 20 ユーザとの情報交換:Webフォームの作成
- 21 $_SERVER
- 22 フォームで利用する関数
- 23 情報の保存:データベース
- 24 PDO
- 25 PDOException
- 26 SQL
- 27 query()
- 28 prepare()
- 29 execute()
- 30 フェッチモード
- 31 fetch
- 32 fetchAll
- 33 fetchColumn
- 34 ファイルの操作
- 35 ユーザの記憶:クッキーとセッション
- 36 Cookie
- 37 セッション
- 38 cURL
- 39 フレームワーク
- 40 Laravel
- 41 Symfony
- 42 Zend Framework
- 43 phpコマンド
- 44 Swift Maile
- 45 Composer
- 46 デバッグ、テスト
- 47 例外処理
- 48 Exception
- 49 set_exception_handler
- 50 PHPUnit
- 51 parse_ini_file()
- 52 display_errors
- 53 log_errors
- 54 error_reporting
- 55 Git
- 56 タイムゾーン
- 57 phpインストール Mac
PHPの概要
PHPはサーバサイドスクリプト言語(Webサーバ実行される)です。
PHPの動作環境
CGI(Common Gateway Interface※)規格をサポートするWebサーバで機能します。
※Webサーバでプログラムを実行する仕組み
テキストと数の操作
ホワイトスペース
ホワイトスペースを入れることで、プログラムの可読性が上がります。
半角スペース、タブ、改行がホワイトスペースとしてみなされます。
演算子
代数演算子 算術演算子 | + – * / % ++ — など |
比較演算子 | == === !== < > <= >= ?: |
論理演算子 | && and || or xor ! |
ビット演算子 | & | ^ << >> など |
その他 | 文字列演算子()、実行演算子(`)、 エラー制御演算子() |
比較演算子
== | 左辺と右辺が同じ値 |
=== | 左辺と右辺が同じ値で同じデータ型 |
<=> 宇宙船演算子 | 左辺が右辺より小さい場合は-1、左辺んが右辺と等しい場合は0、 左辺が右辺より大きい場合は1 |
?? | 左辺がnullでなければその値、左辺がnullであれば右辺の値、 左辺も右辺もnullであればnull |
エスケープ
単一引用符
単一引用符(’ ‘)は特殊文字はそのまま文字列として動作します。
二重引用符
二重引用符(” “)は特殊文字は意味する値として動作します。(変数展開、変数のParse)
\n | 改行 |
\r | 復帰 |
\t | タブ |
\\ | \ |
\$ | $ |
ヒアドキュメント
長い文字列を変数に代入したり、出力するときに使います。
<?php
$変数 = <<<_DATA_
「文字列を記述」
_DATA_;
?>
<?php
echo = <<<_DATA_
「文字列を記述」
_DATA_;
?>
配列
作成方法
1. $配列名 = array(値1, 値2, …);
2. $配列名[キー] = 値;
<?php
$ary = array(20, 21, 27, 29, 32);
foreach ($ary as $aryi) {
print $aryi."<br/>\n";
}
?>
//結果
20
21
27
29
32
連想配列
文字列をキーとした配列
配列関数
sort関数
sort() | 値 | 配列の値を昇順に並べる |
asort() | 値 | 連想配列の値を、キーと値の関係を保持しつつ昇順に並べる |
ksort() | キー | 配列のキーをキーと値の関係を保持しつつ昇順に並べる |
rsort() | 値 | 配列の値を降順に並べる |
arsort() | 値 | 連想配列の値、をキーと値の関係を保持しつつ降順に並べる |
krsort() | キー | 配列のキーをキーと値の関係を保持しつつ降順に並べる |
explode($d, $str) | $str(文字列)を$d(文字列)で分割し、配列を返す |
implode($d, $ary) | $ary(配列)を$d(文字列)で連結し、文字列を返す |
関数
function
ユーザ独自の関数を定義します。
function 関数名(引数) {
//処理内容
}
- 引数は変数以外は指定できません。
関数の呼び出し
- 関数の呼び出すときは、関数名と引数※を記述します。
※引数の指定がなければデフォルト値を使用します。(引数に値を指定すればその値がデフォルト値より優先されます。) - 関数名の大文字と小文字は区別されません。
- 先頭の文字はアルファベットまたはアンダースコア
- 2文字目以降はアルファベット、アンダースコア、数字
function 関数名(引数 = デフォルト値) {
//処理内容
}
return
関数から値を返す際記述します。
- 関数が何も値を返さない場合returnは省略できます。
- 複数の値を返す場合は配列に格納します。
ユーザー定義関数
ユーザーが独自に定義した関数。
組み込み関数
PHPにはじめから用意されている関数。
文字列関数
printf (フォーマット,フォーマット中に変換する値) | フォーマットされた文字列を出力 |
mb_strlen() | 文字列の長さ ※strlen()はマルチバイト文字に対応していない |
substr($string, 開始位置, 長さ) | 文字列の一部を取り出す 「print substr(‘abcde’, 0, 3);」の実行結果は「abc」 |
str_replace (置換前の文字列, 置換後の文字列, $string) | 一部の文字列を置き換える |
trim() | 文字列前後の空白を取り除く |
ucwords() | 最初の文字を大文字にする |
strtolower() | すべて小文字にする |
strtoupper() | すべて大文字にする |
変数
命名規則
- 「$名前」
- 名前の先頭は文字か_(アンダースコア)
- 名前の2文字以降は2.に加えて数字も可
- 大文字、小文字は区別される
スコープ
グローバル変数
関数の外部で定義された変数
ローカル変数
関数内で定義された変数
- 関数内で有効
global
global命令を利用すると、関数ブロック内で強制的にグローバル変数にわりあてることができます。
$num = 30;
foo();
function foo() {
global $num;
print $num;
}
$GLOBALS
グローバル変数は通常、関数外部のみで有効になりますが、配列$GLOBALSは関数内でもアクセスが可能です。
$num1 = 30;
foo();
function foo() {
print $GLOBALS['num'];
}
オブジェクト
オブジェクトはデータ(変数)とデータを操作する関数の集合体です。
オブジェクトはクラスをインスタンス化したものです。
クラス
新しくオブジェクトを生成するためのひな型で、クラスからオブジェクトは生成されます。
- classで定義する
class Msg{ // Carクラス
// プロパティ
public $color; // アクセス範囲をプロパティ前に記述
// メソッド
public function start(){ // 開始
echo '開始します';
}
}
アクセス権
public | どこからでもアクセス可能 |
protected | クラス自身、継承したクラス、親クラスが使用可能 |
private | 定義したクラスのみ使用可能 |
- varを使って宣言したプロパティは、publicとして定義されます。
- アクセス権を設定せずに定義したメソッドは、publicと同等となります。
インスタンス
クラスから生成された実体。
newキーワードを使ってインスタンスを作成します。
new クラス名();
$obj = new Person();
オブジェクトとインスタンスの違い
「インスタンス化」と「オブジェクトの生成」は同じ意味を表すことになります。
また、オブジェクトとは、さまざまな実体の総称であり、インスタンスもオブジェクトの1つとなします。
プロパティ
クラスで定義された変数。
インスタンスのプロパティを設定するには、->キーワードを使います。
$インスタンス名 -> プロパティ名
静的メソッド
静的メソッドはクラス自体で保持しているメソッドです。
インスタンス化しなくても利用できます。
$thisをつかうことができません。
クラス名::静的メソッド名()
コンストラクタ
オブジェクトがインスタンス化されるときに自動的に呼び出されるメソッドです。
__constructで定義されます。
サブクラス
サブクラスを定義すると、既存のクラスを再利用することができます。
サブクラスを作成するにはextendsキーワードをつかいます。
class サブクラス名 extends クラス名
- 基本的に親クラスで定義したメソッドとプロパティをサブクラスで記述せずに使用できます。
名前空間
名前空間を定義することで、クラスや関数がその空間に所属していると区別ができるようになります。
→クラス名や関数名の重複によるエラーを防ぐことができます。
名前空間でクラスを定義する場合、ファイルの先頭でnamespaceキーワードと名前空間名をし記述します。
namespace 名前空間名;
階層構造
名前空間は階層構造を持たせることができます。
階層は ¥¥(バックスラッシュ)で区切り記載します。
use キーワード
エイリアスの作成
名前空間で定義されたクラスを呼び出すとき、簡単な別名(エイリアス)を使うことができます。
エイリアスを指定するには use 名前空間 as エイリアス;と記載します。
名前空間のインポート
use 名前空間;と記述することで名前空間をインポートすることができます。
ユーザとの情報交換:Webフォームの作成
$_SERVER
$_SERVER(サーバー変数)Webサーバが生成するヘッダ情報、パス情報、スクリプトの位置情報情報を使うときに使用します。
<!-- サンプルコード -->
<?php
//現在実行しているスクリプトのファイル名です。
echo $_SERVER['PHP_SELF']."<br/>\n";
//現在のスクリプトが実行されているサーバの IP アドレスです。
echo $_SERVER['SERVER_ADDR']."<br/>\n";
?>
$_SERVER[‘PHP_SELF’] | Webサーバに要求するURL |
$_SERVER[‘SERVER_NAME’] | PHPは実行されているWebサーバの名前 |
$_SERVER[‘SERVER_ADDR’] | IPアドレス |
$_SERVER[‘REQUEST_METHOD’] | リクエストのメソッド名 |
$_SERVER[‘REMOTE_ADDR’] | ユーザの IP アドレス |
$_SERVER[‘REMOTE_HOST’] | 現在のページにアクセスしているホストの名前 |
$_SERVER[‘QUERY_STRING’] | 検索引数 |
フォームで利用する関数
filter_input()
フォームで送信される内容をチェックします。
filter_input(判定対象, 判定する内容)
filter_input(INPUT_POST, 'id', FILTER_VALIDATE_INT)整数か判定
FILTER_VALIDATE_INT | 整数か判定 |
FILTER_VALIDATE_FLOAT | 浮動小数点か判定 |
trim()
文字列の前後のスペースを削除
strlen()
文字列の長さを返します
htmlentities()
HTML文字をエンコードします。クロスサイトスクリプティング攻撃を防ぎます。
変換前 | 変換後 |
---|---|
& | & |
< | < |
> | > |
“ | " |
情報の保存:データベース
PDO
PHP Data Object
PHPからデータベースにアクセスするためのインターフェースです。
//データベースへの接続
$db = new PDO('データソース名', 'ユーザ名', 'パスワード');
//例:ローカルホスト
$user = 'root';
$password = 'root';
$host = 'localhost';
$dbName = 'sample_0713';
$dsn = "mysql:host={$host};port=8889;dbname={$dbName}";
$db = new PDO($dsn, $user, $password);
PDOException
DB接続(new PDO()でインスタンスを生成する)時に何らかの問題があると、PDOクラスはPDOException例外が発行されます。
<?php
try {
$db = new PDO($dsn, $user, $password);
} catch (PDOException $e) {
exit('データベースに接続できませんでした。' . $e->getMessage());
}
?>
SQL
SELECT
SELECT 列名1, 列名2, …
FROM テーブル名 WHERE 条件;
INSERT
//すべての列の値を追加
INSERT INTO テーブル名 VALUES(値1, 値2, …);
UPDATE
//すべての列の値を追加
UPDATE SET テーブル名 SET 列名=値1, 値2, 値3, …
WHERE 条件;
DELETE
DELETE FROM テーブル名 WHERE 条件;
query()
指定したSQL文をデータベースに対して実行してくれます。
prepare()
プリペアドステートメント
SQL文の値をパラメータ化したもの(プレースホルダ)で、テンプレートのようなものです。
execute()
$sql = "SELECT name, price FROM foods WHERE price >=? AND price <=?;
$q = $db->prepare($sql);
// パラメータ値の配列を渡す
$q->execute(array ($POST['min_price'], $POST['max_price']));
フェッチモード
定数 | 取得の形式 | 値の取得例 |
---|---|---|
PDO::FETCH_ASSOC | 連想配列 | $row[‘name’] |
PDO::FETCH_CLASS | 指定されたクラスにフェッチ | $row->name |
fetch
該当する結果を1行で返す
fetchAll
結果の内容をまとめて配列で返す
fetchColumn
該当するデータから単一のカラムを返す
ファイルの操作
file_get_contents
file_put_contents
<?php
$file = "text.txt";
$string = "書き込む内容";
var_dump( file_put_contents($file, $string) );
?>
file_get_contents(ファイル名) | ファイルの内容を読み込む |
file_put_contents(ファイル名,文字列) | 文字列をファイルに書き込む |
ローカルファイルだけでなくリモートファイル(他のコンピュータにあるファイル)にも書き込み可能です。
fopen()
fopen()関数はファイルにアクセスするときに使うファイルポインタを返します。
$ファイルポインタ = fopen(ファイル名, ファイルのモード);
モード | 操作 | ファイルポインタの位置・上書き |
---|---|---|
rb | 読み込み | 先頭 上書きしない |
rb+ | 読み込み、書き出し | 先頭 上書きしない |
wb | 書き出し | 先頭 上書きする |
wb+ | 読み込み、書き出し | 先頭 上書きする |
ab | 書き出し | 末尾 上書きしない |
ab+ | 読み込み、書き出し | 末尾 上書きしない |
xb | 書き出し | 先頭 上書きしない |
xb+ | 読み込み、書き出し | 先頭 上書きしない |
- ファイルへの接続をオープン
fopen()関数 - 読み書き
fgets()関数、fwrite()関数 - ファイルをクローズ
fclose()関数
fgetcsv()
CSVファイルを読み込む
$配列 = fgetcsv(ファイルポインタ, 行の長さ);
header()
//header('Content-Type: ファイルの種類'); クライアントにファイルの種類を知らせる
header('Content-Type: sample/csv');
//sample.csvという名前でダウンロード
header('Content-Disposition: attachment; filename="sample.csv"');
is_readable()
ファイルが読み込み可能か判定
is_writable()
ファイルが書き込み可能か判定
file_exists()
ファイルやディレクトリが存在しているか判定
ユーザの記憶:クッキーとセッション
Cookie
クッキーを定義
setcookie(name, value, expire, path, domain, secure, httponly)
1.name … クッキーの名前
2.value … クッキーの値
3.expire … 有効期限
4.path … URLのパス
5.domain … 有効なドメイン
6.secure … secure属性(HTTPS通信時のみ許可)
7.httponly … httponly属性(JavaScriptによるクッキーの操作を防ぐ)
セッション
session_start()
session_start()関数によってセッションを作成、セッションIDをPHPSESSIDの値に設定しクライアントに返送します。
基本的にサーバ上に値を保持
session_destroy()
Webサーバが保持しているセッションのデータを削除します。
- unset() … 配列から指定のキーの値を取り除きます。
- reset() … 再初期化
cURL
cURLとはPHPの拡張機能(ライブラリ)です。
cURLを使うことで、外部サイトにアクセスし情報を取得するこどができます。
- curl セッションを初期化
- curl のオプションを設定
- curl を実行
- curl セッションを終了
- curl_init() アクセスしたいURLを指定
- curl_exec() ハンドルを利用して、PHPの動作をリクエストを取得
$url = "https://ntorelabo.com/";
//cURLセッションを初期化
$ch = curl_init();
//URLとオプションを指定
curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, $url);
curl_setopt($ch, CURLOPT_SSL_VERIFYPEER, false); // SSL化されているサイトも取得可能にする
curl_setopt($ch, CURLOPT_FAILONERROR, true); // HTTPステータスが400以上なら処理失敗と判断
//セッションを実行
$html = curl_exec($ch);
// ページに出力
if($html){
echo $html;
}else{
echo "サイトが見つかりませんでした";
}
//セッションを終了
curl_close($ch);
curl_setopt
オプション | 値 |
---|---|
CURLOPT_RETURNTRANSFER | TRUEを設定すると、curl_exec()関数の返り値を文字列で返す |
CURLOPT_HEADER | TRUEを設定するとヘッダの内容も出力する |
CURLOPT_POST | TRUEを設定するとPOSTのリクエストを宣言する |
CURLOPT_POSTFIELDS | HTTP POST で送信するデーターを設定する |
CURLOPT_COOKIEJAR | ・TRUEを指定するとクッキーを追跡する ・ファイル名を指定すると指定のファイルにクッキーの情報が保存される |
CURLOPT_COOKIEFILE | クッキーのファイルを指定することでクッキーの情報を読み込む |
curl_getinfo()
curlハンドルをもとにリクエスト情報を返す
$info = curl_getinfo($ch);
var_dump($info);
フレームワーク
Laravel
- オープンソースのPHPフレームワーク、無償で利用可能
- Bladeテンプレートエンジンをサポート
テンプレートエンジン
動的な処理プログラムと表示内容を記述したHTMLを別で管理する仕組みです。
テンプレート(HTMLのひな型)を必要に応じて書き換えて画面に出力するライブラリ
Symfony
- オープンソースのPHPフレームワーク、無償で利用可能
- YAML、XML、PHP、Annotationsによってルーティングを設定
- Twigテンプレートをサポート
Zend Framework
- オープンソースのPHPフレームワーク、無償で利用可能
- デフォルトのテンプレートはPHP
phpコマンド
php -S Webサーバ名:ポート番号
オプション名 | |
---|---|
-S | 組み込みサーバを開始 |
-h | コマンドのヘルプを表示 |
-m | PHPに組み込まれたモジュールを表示 |
-a | PHPを対話的に実行(PHP REPL) ※REPLとは 入力・評価・出力をできる対話型実行環境 |
-t | 組み込みWebサーバのドキュメントルートを設定 |
-d | 設定ファイル(php.ini)で設定ディレクティブにカスタム値を設定 |
-i | phpinfo()関数を実行し、PHPの設定情報を出力 |
Swift Maile
// オブジェクト作成
$message = Swift_Message::newInstance;
// タイトル
$message->setSubject('タイトル');
// 送信元の設定(送信元メールアドレスと送信者名)
$message->setFrom(['name@example.com' => 'NAME']);
// 宛先(受信者のメールアドレスと受信者名)
$message->setTo['name@example.com' => 'NAME']);
// 本文
$message->setBody('本文');
// メール送信
$result = $mailer->send($message);
Composer
Composerは拡張ライブラリをインストールするためのツールです。
Composer | アプリ単位で個別でパッケージをインストール |
PEAR | すべてのアプリでパッケージを共通にしている |
Packagist
Composerでインストール可能なパッケージ一覧リストです。
デバッグ、テスト
例外処理
前もって起こる可能性のあるエラーを想定しておき、その際の行う処理です。
例外処理はtry~catch~finally命令を利用します。
try~catchブロックの中で未補足の例外が発生した場合プログラムは停止します。
try {
// 例外が発生するかもしれないコード
} catch(発生するかもしれない例外の種類 例外を受け取る変数名) {
// 例外発生時の処理
} finally {
// 例外の有無にかかわらず実行する処理
}
Exception
Exceptionクラスではプログラム実行中のエラー(例外)を扱います。
<?php
try {
//throw new 例外クラス名(引数)でインスタンスを作成
throw new Exception('例外処理発生');
} catch(Exception $e) {
//getMessageで例外メッセージを取得
echo $e->getMessage();
}
?>
set_exception_handler
ユーザ定義の例外ハンドルを設定するときにset_exception_handler()関数を使います。
<?php
function test_exception_handler($exception) {
…
}
set_exception_handler("test_exception_handler");
throw new Exception("例外ハンドル!!");
?>
PHPUnit
PHPUnitはPHPのコードのテストを記述するためのデファクトスタンダードです。
- アサーション
- アノテーション
assertEquals()
アサーションメソッドの一つです。1つ目と2つ目の引数が一致しない場合にエラーを報告します。
parse_ini_file()
parse_ini_file()をつかうと構成ファイル(PHP設定ファイルのphp.iniファイルと同じ形式)内容を一度に読み込むことができます。
display_errors
PHPでエラーを表示するとき、PHPのファイル(php.ini)で
display_errors = On
log_errors
PHPでエラーログをサーバに送信するとき、PHPのファイル(php.ini)で
log_errors = On
error_reporting
error_reportingはphp.iniの設定値です。
設定するレベルによって出力する内容がかわります。
Parse Error | プログラムに構成上の問題がある | E_PARSE |
Fatal Error (致命的なエラー) | プログラムの内容に関わる重大の問題がある 発生した場合は処理を停止 | E_ERROR |
Warning | プログラムに疑わしい箇所がある | E_WARNING |
Notice (注意) | マナー違反のまま動作している | E_NOTICE |
Strict Notice (厳格注意) | コーディングスタイルについての注意 | E_STRICT |
Git
バージョン管理システム
タイムゾーン
タイムゾーンを指定しない場合デフォルトでUTC(Universal Time Coordinated:協定世界時間)が設定されます。
<タイムゾーン設定法>
- php.iniファイルのdate.timezoneの項目で設定する
- スクリプト内でdate_default_timezone_set関数で設定する