この記事では、Microsoft Graph APIとGmail API 両APIを並べて比較しつつ内容をまとめてます
Microsoft Graph API
Microsoft Graph APIではMicrosoftの様々なサービス(Teams、Outlook、Excelなど)のデータや機能を、外部のプログラムから操作ができます

そもそもMicrosoft Graph APIを使うには認証が必須
APIを使用するためには「どのアプリが、どの権限で、誰のデータにアクセスするのか」をMicrosoftに申告する必要がある
そのための場所が Azure Portal(https://portal.azure.com) です。
個人アカウント、組織アカウントの違い
| 項目 | 組織アカウント(Microsoft 365) | 個人アカウント(outlook.com等) |
|---|---|---|
| エンドポイント | /users/{userId}/messages | /me/messages |
| 認証方式 | アプリケーション権限(Client Credentials)が使える | 委任権限(Authorization Code)のみ |
| ユーザー操作 | 不要(サーバー間で完結) | ブラウザでログイン・許可が必要 |
| 管理者同意 | 必要(Azure AD管理者が許可) | 不要(自分で許可するだけ) |
| 他人のメールボックス | アクセス可能(権限があれば) | 自分のメールボックスのみ |
| 使えるAPI | ほぼ全て | 一部制限あり(共有メールボックス、メールフォルダの一部操作など) |
| テナントID | 組織固有の値 | consumers という固定値を使う |
| MSALの設定 | authorityに組織のテナントIDを指定 | authorityに https://login.microsoftonline.com/consumers を指定 |
個人で開発環境を用意する
M365開発者プログラムに参加する方法もある
Microsoft 365の機能を使ったサービスを開発するときのテスト環境として利用ができる
https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-365/dev-program にアクセス無料で90日間のMicrosoft 365開発用テナント(組織アカウント)がもらえるGraph APIの全機能を試せる
開発者プログラムへの参加自体はできましたが、E5サブスクリプション(組織テナント)はもらえない状態でサンドボックスは取得できません。
Azure無料アカウント作成
https://signup.azure.com/signup
https://azure.microsoft.com/ja-jp

検索バーで「Microsoft Entra ID」と検索
Entra IDにアプリを登録 → 「アプリの認証・認可を管理」
アプリ登録画面で
- 名前
graph-mail-test(任意) - サポートされているアカウントの種類「任意の組織ディレクトリ内のアカウントと、個人用のMicrosoftアカウント」に変更してください。「シングルテナントのみ」のままだと個人アカウントでのログインができません
- リダイレクトURI プラットフォームを「Web」にして、
http://localhost:3000/auth/callbackと入力
登録完了したら、概要画面に以下の情報が表示
- アプリケーション(クライアント)ID
- ディレクトリ(テナント)ID
APIのアクセス許可を設定する
- アプリ登録の概要画面の左メニューから「APIのアクセス許可」をクリック
- 「アクセス許可の追加」をクリック
- 「Microsoft Graph」を選択
- 「委任されたアクセス許可」を選択
- 検索バーで以下を検索してチェックを入れる
Mail.ReadMail.ReadWriteMail.Send
- 「アクセス許可の追加」をクリック
クライアントシークレットを作成する
- 左メニューから「証明書とシークレット」をクリック
- 「新しいクライアントシークレット」をクリック
- 説明(例
test-secret) - 有効期限「6か月」でOK(学習用なので短くて問題ない)
- 「追加」をクリック
Graph APIのリソース階層
Graph APIにおける「リソース」とは、操作対象となるデータのこと。URL上で /users/, /messages/, /events/ のように表現される。
リソース
ユーザーの URL には、要求で操作するリソースが含まれます。たとえば、me、user、group、drive、site などです。 多くの場合、最上位のリソースには リレーションシップも含まれます。me/messagesまたはme/driveのように、追加のリソースにアクセスするのに使用できます。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/use-the-api?source=recommendations#resource
エンティティ(Entity)と複合型(Complex Type)の違い
どちらもリソースの定義方法だが、決定的な違いは id プロパティの有無。
- エンティティ(Entity) —
idを持つ。単独で存在し、直接アドレス指定できる。 - 複合型(Complex Type) —
idを持たない。エンティティの一部としてのみ存在し、単独でアドレス指定できない。
メール機能での具体例
| 種類 | 例 | id | 単独で取得可能か |
|---|---|---|---|
| エンティティ | message, user, mailFolder | あり | /me/messages/{id} で可能 |
| 複合型 | emailAddress, itemBody, recipient | なし | 不可。親エンティティに含まれる |
RDBで言えば、エンティティはテーブルの行(主キーあり)、複合型は構造体・値オブジェクト(主キーなし)に近い。
Microsoft Graph を使用すると、他のユーザーやグループ、グループ メンバーシップ、メール、予定表、ファイル、管理ロールなど、アクセスするリソースなど、ユーザーとその他のオブジェクトとの関係に基づいて魅力的なアプリ エクスペリエンスを構築できます。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/api/resources/users?view=graph-rest-1.0
メールはトップレベルリソースではなく、あくまでユーザーリソース
graph.microsoft.com/v1.0
└── /me または /users/{id|UPN} ← ユーザーリソース
├── /mailFolders ← メールフォルダ
│ └── /messages ← フォルダ内のメッセージ
├── /messages ← 全メッセージ横断
├── /calendar ← カレンダー
├── /contacts ← 連絡先
├── /drive ← OneDrive
├── /teams ← Teams
├── /onenote ← OneNote
└── ...Graph APIのメールはフォルダ階層構造で管理されている
mailFolders を一覧表示する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/api/user-list-mailfolders?view=graph-rest-1.0&tabs=http
/me/mailFolders/inbox/messages — 受信トレイ
/me/mailFolders/drafts/messages — 下書き
/me/mailFolders/sentitems/messages — 送信済み
/me/mailFolders/deleteditems/messages — ゴミ箱(削除済みアイテム)
/me/mailFolders/junkemail/messages — 迷惑メール
/me/mailFolders/archive/messages — アーカイブ
/me/mailFolders/outbox/messages — 送信トレイ共有メールボックス(Shared Mailbox)について
Microsoft 365 の共有メールボックスについて
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/admin/email/about-shared-mailboxes?view=o365-worldwide
既読・未読は共有される
message リソースのプロパティで、メールボックス単位で1つの値しか持たない。
「誰が読んだか」をGraph APIだけで追跡するのは不可能。
Outlook(およびExchange Online)では、共有メールボックスと委任メールボックスは既定で既読/未読の状態を共有します。
https://learn.microsoft.com/en-us/answers/questions/4736926/read-unread-issue-in-same-mailbox
Microsoft Graph API のページネーション
基本の仕組み — @odata.nextLink
Microsoft Graph APIでは、レスポンスに次ページが存在する場合、@odata.nextLinkというプロパティに次ページの完全なURLが返ってくる。
クライアントはこのURLに対してそのままGETリクエストを送ることで、次のページを取得する。最終ページに到達すると@odata.nextLinkは含まれなくなる。
レスポンスの構造はこうなっている。
// レスポンス例
{
"@odata.context": "https://graph.microsoft.com/v1.0/$metadata#me/messages",
"@odata.nextLink": "https://graph.microsoft.com/v1.0/me/messages?$skip=10",
"value": [
{ "id": "AAMk...", "subject": "会議のお知らせ", ... },
{ "id": "AAMk...", "subject": "請求書送付", ... },
// ...
]
}$topは1ページあたりの取得件数を指定するパラメータ
$topはメールの場合、デフォルトは10件で最大999件まで指定できる。
エンドポイントによって違う。統一されていない。
messagesの場合 — 1〜1000の範囲でカスタマイズ可能 Microsoft Learnという記述がある。SDKのページングドキュメントでは「999まで」と書かれている。
usersの場合 —
$top=1000を指定するとエラーになり、1〜999の範囲でなければならないと明示されている Microsoft Learn。一般論 — APIによってデフォルトと最大ページサイズが異なる Microsoft Learn。一律の上限値はない。
// 1ページ50件でメールを取得
GET https://graph.microsoft.com/v1.0/me/messages?$top=50Graph APIメール取得の注意事項をまとめ
$searchと$orderbyは併用できない 結果は送信日時順で返るが、明示的なソート指定は不可。 https://learn.microsoft.com/en-us/graph/search-query-parameter
https://learn.microsoft.com/en-us/answers/questions/656200/graph-api-to-filter-results-on-from-and-subject-an
$searchの結果は最大1,000件 https://learn.microsoft.com/en-us/graph/search-query-parameter
$filterと$searchは併用できない https://learn.microsoft.com/en-us/graph/query-parameters
$filterと$orderbyの併用にはプロパティ順序の制約がある$orderbyのプロパティは$filterにも同じ順序で先に含める必要がある。違反すると"The restriction or sort order is too complex for this operation."エラー。 https://learn.microsoft.com/en-us/graph/api/user-list-messages?view=graph-rest-1.0
toRecipients/ccRecipients/bccRecipientsは$filterできないfromは可。to/cc/bccで絞りたい場合は$searchを使うしかない。https://learn.microsoft.com/en-us/answers/questions/1665637/how-to-query-emails-by-recipients-email-address
Microsoft Graph API で $search クエリ パラメーターを使用する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/search-query-parameter?tabs=http
$filterでドメイン部分一致(endsWith)はメッセージのemailAddressで使えないcontainsは使えるがNOTとの組み合わせ不可。ドメイン除外は$filterでは実現困難。 https://learn.microsoft.com/en-us/answers/questions/1168280/office-365-mail-graph-api-)-is-there-a-way-to-filt
from/emailAddress/address eqが一部の送信者で正しく動かないケースがあるstartsWithなら動く場合がある。 https://learn.microsoft.com/en-us/answers/questions/2153305/when-filtering-messages-on-ms-graph-rest-api-using
Microsoft Graph API で $search クエリ パラメーターを使用する
$search="domain.com" のようにプロパティ指定なしで検索すると、from, subject, body のみが対象で、to や cc は含まれません。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/search-query-parameter?tabs=http
to/cc も含めて検索するには、ドキュメントの表にある通り
participants:— from, to, cc, bcc すべてrecipients:— to, cc, bcc(from を除く)
を明示的に指定する必要があります。
$search クエリの書き方について
下記の公式リファレンスが参考になります
キーワード照会言語 (KeyQL) 構文リファレンス
https://learn.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/dev/general-development/keyword-query-language-kql-syntax-reference
– AND OR NOTなど
– 式の間に演算子が指定されていない自由形式の式が複数ある場合、クエリ動作は AND 演算子を使用した場合と同じになります。
Graph Explorerで$searchのNOT挙動を検証する手順。
1. Graph Explorerにアクセス
https://developer.microsoft.com/en-us/graph/graph-explorer
ブラウザで開く。
2. サインイン
左上の「Sign in to Graph Explorer」からMicrosoftアカウント(自分のテストアカウントか業務アカウント)でログイン。初回は権限の同意画面が出る。Mail.Read権限が必要なので、出てきたら同意する。権限が足りない場合は左ペインの「Modify permissions」タブからMail.Readを追加する。
3. ベースラインのクエリを試す
まず除外なしで、対象ドメインのメールが何件ヒットするかを確認しておく。GETメソッドで以下を実行。
https://graph.microsoft.com/v1.0/me/messages?$search="participants:example.com"&$select=id,subject,from,receivedDateTime&$top=10example.comの部分は自分のメールボックスに実在するドメインに置き換える(テスト結果が0件だと検証にならないため)。レスポンスのvalue配列に何件か入っていることを確認する。
4. NOT付きクエリを試す
次に同じドメインを除外する形で実行。
https://graph.microsoft.com/v1.0/me/messages?$search="NOT participants:example.com"&$select=id,subject,from,receivedDateTime&$top=10このときの結果を3パターンに分類して観察する。
conversations と messages の違い
Graph APIでメールのスレッドを取得したい場合、/me/messagesとは別に/me/mailFolders/{id}/messagesや、Outlook固有のconversationIdフィールドを利用する方法がある。
/me/messagesはメールボックス内の全メッセージをフラットに返す。スレッド単位でまとめたい場合は、取得したメッセージのconversationIdでグルーピングする。
Graph APIにはスレッド一覧を直接返すエンドポイントがないため、クライアント側でのグルーピングが必要になる。Gmail APIのthreadsエンドポイントとは対照的な設計だ。
Google API
Googleが提供する様々なサービス(Google Drive、Google Maps、YouTube、Googleカレンダー、Gmailなど)をプログラムから操作するためのAPI

Google Workspace と 個人Googleアカウント
| 項目 | Google Workspace | 個人Googleアカウント |
| 主な対象 | 企業、組織、学校 | 個人 |
| 料金 | 有料(1ユーザーごとの月額/年額) | 基本無料 |
| メールアドレス | 独自ドメイン(例)name@yourcompany.com | @gmail.com |
| アカウント管理 | 管理者が一括管理(作成、削除、権限設定) | 個人で管理 |
API利用における違い
OAuth同意画面を設定するとき、User Typeの選択肢が2つあります。
- 内部(Internal)
Google Workspaceの組織内ユーザーだけがアプリを使える。Workspace契約がないとこの選択肢はそもそも表示されない。 - 外部(External)
個人アカウント含め誰でも使える。個人アカウントで開発する場合はこれ一択。
個人Googleアカウントで開発環境を用意する
- Google Cloud Consoleでプロジェクトを作成する
- Gmail APIを有効化する
- 左メニュー「APIとサービス」→「ライブラリ」をクリック
- 検索バーに「Gmail API」と入力
- 「Gmail API」をクリック
- 「有効にする」をクリック
- OAuth同意画面を設定する
- 左メニュー「APIとサービス」→「OAuth同意画面」をクリック
- User Type「外部」を選択して「作成」
- アプリ名適当でOK(例)
gmail-test - ユーザーサポートメール 自分のGmailを選択
- デベロッパーの連絡先メールアドレス 自分のGmailを入力
- アプリ名適当でOK(例)
- 「保存して次へ」
- OAuthクライアントIDを作成する
- アプリケーションの種類「ウェブアプリケーション」を選択
- 名前適当でOK(例)
gmail-test-client - 「承認済みのリダイレクトURI」の「URIを追加」をクリック
http://localhost:3000/api/auth/google/callbackを入力- 「作成」をクリック
- 作成後、クライアントID と クライアントシークレット が表示されるので、メモ
- テストユーザー登録
- 「APIとサービス」→「OAuth同意画面」
googleapis
googleapisはGoogleが公式提供しているNode.js向けクライアントライブラリで、google.gmail()はその中のGmail APIクライアント生成関数。
主要なメソッド階層
google.gmail()はクライアントインスタンスを返す関数で、引数にversionとauthを渡す。versionは現状"v1"一択。authは認証済みのOAuth2Clientや、サービスアカウントの認証情報など。
返ってくるgmailオブジェクトに、Gmail APIの全エンドポイントがメソッドチェーンで生えている。
REST APIのパス構造(users.messages.listなど)がそのままメソッド名として表現されている。
userIdは必須で、"me"を渡すと認証中のユーザー自身を指す。
gmail.users.getProfile({ userId: "me" })
gmail.users.messages.list({ userId: "me", q: "...", maxResults: 100 })
gmail.users.messages.get({ userId: "me", id: "..." })
gmail.users.messages.send({ userId: "me", requestBody: { ... } })
gmail.users.messages.modify({ userId: "me", id: "...", requestBody: { ... } })
gmail.users.messages.trash({ userId: "me", id: "..." })
gmail.users.messages.delete({ userId: "me", id: "..." })
gmail.users.threads.list({ userId: "me", q: "..." })
gmail.users.threads.get({ userId: "me", id: "..." })
gmail.users.labels.list({ userId: "me" })
gmail.users.labels.create({ userId: "me", requestBody: { ... } })
gmail.users.history.list({ userId: "me", startHistoryId: "..." })
gmail.users.drafts.list({ userId: "me" })
gmail.users.settings.filters.list({ userId: "me" })users.messages
┣ list ........... メッセージ一覧を取得(ID と threadId だけ)
┣ get ............ 1通の詳細を取得(format で粒度を指定)
┣ send ........... 送信
┣ insert ......... 既存メールを直接挿入(インポート用途)
┣ import ......... SPF等チェック付きでインポート
┣ trash .......... ゴミ箱へ
┣ untrash ........ ゴミ箱から戻す
┣ delete ......... 完全削除
┣ batchDelete .... 複数まとめて削除
┣ batchModify .... 複数のラベルをまとめて変更
�apply ┗ modify ........... ラベル付与/削除gmail.users.messages.list()はGmailのメッセージ一覧を取得するメソッド
パラメータ
| パラメータ | 型 | 説明 |
|---|---|---|
userId | string(必須) | ユーザーのメールアドレス。"me"で認証中ユーザー |
q | string | Gmail検索構文によるフィルタクエリ |
maxResults | number | 1ページあたりの最大件数(デフォルト100、最大500) |
pageToken | string | 次ページ取得用のトークン |
labelIds | string[] | ラベルIDで絞り込み(複数指定はAND) |
includeSpamTrash | boolean | SPAMとTRASHを含めるか(デフォルトfalse) |
list レスポンス
┣ messages[]
┃ ┣ {id, threadId}
┃ ┣ {id, threadId}
┃ ┗ ...
┣ nextPageToken ...... ページング用
┗ resultSizeEstimate重要な点として、レスポンスに含まれるのはメッセージIDとスレッドIDだけ。
件名や送信者などの内容は含まれない。詳細が必要ならmessages.getを別途呼ぶ必要がある。これがGraph APIの/me/messagesとの大きな違い。
list は ID しか返さないので、本文やヘッダーが欲しければ list → 各IDで get という2段構えになります。
Graph APIの「フォルダー」という概念、階層構造になっていて直感的でわかりやすいですよね。
一方、GoogleのGmail APIでは、フォルダーではなく「ラベル(Label)」という概念を採用しています。
Gmailの世界では、メールはシステム上に「1つ」だけ存在し、そこに複数の「ラベル(付箋のようなもの)」を付け外しすることで、どの画面(受信トレイ、送信済みなど)に表示するかを制御しています。
Graph APIのフォルダーとGmail APIのラベルの対応関係と、操作の違いについてまとめました。
システムラベルの対応表
Graph APIの主要なフォルダーは、Gmail APIではシステムが予約している「システムラベル(大文字)」として定義されています。
| 概念 | Graph API (フォルダー名) | Gmail API (ラベルID) |
| 受信トレイ | Inbox | INBOX |
| 送信済み | SentItems | SENT |
| 下書き | Drafts | DRAFT |
| ゴミ箱 | DeletedItems | TRASH |
| 迷惑メール | JunkEmail | SPAM |
| 未読 | (プロパティで管理) | UNREAD |
| 重要/スター | (プロパティで管理) | STARRED, IMPORTANT |
users.messages.get が返すのは 1通分の Message オブジェクト です。format パラメータで中身の詳しさが変わります。
format 別の返却内容
minimal
┣ id
┣ threadId
┣ labelIds[]
┣ snippet
┣ historyId
┣ internalDate
┗ sizeEstimate
(payload なし/ヘッダーも本文もなし)
metadata
┣ minimal の全部
┗ payload
┣ mimeType
┣ headers[] ← ここが入る(metadataHeadersで絞れる)
┗ ※ body.data は入らない(本文は取れない)
full ★デフォルト
┣ minimal の全部
┗ payload(MIMEツリー丸ごと)
┣ mimeType
┣ filename
┣ headers[]
┣ body
┃ ┣ data ........ Base64urlの本文
┃ ┗ attachmentId 添付の場合
┗ parts[] ........ 子パート(再帰)
raw
┣ minimal の全部
┗ raw ............... RFC822生データ(Base64url文字列1本)
(payload は基本入らない/自分でMIMEパースする)Googleグループについて
Google グループでは、スレッドの既読 / 未読ステータスはユーザーごとに個別に保存されます。
https://developers.google.com/workspace/admin/groups-migration/v1/guides/manage-email-migrations?hl=ja
Gmail API 基本の仕組み — pageToken と nextPageToken
Gmail APIでは、users.messages.listのレスポンスにnextPageTokenが含まれていれば次ページが存在する。
次のリクエストでpageTokenパラメータにこの値を渡す。Graph APIの@odata.nextLinkが完全なURLを返すのに対して、Gmail APIは不透明なトークン文字列だけを返す点が異なる。
// レスポンス例
{
"messages": [
{ "id": "18f3a...", "threadId": "18f3a..." },
{ "id": "18f2b...", "threadId": "18f2b..." },
// ...
],
"nextPageToken": "09876543210987654321",
"resultSizeEstimate": 342
}
q パラメータによる検索フィルタ
Gmail APIのqパラメータはGmailのWeb UIの検索バーと同じ構文が使える。メールのフィルタリングに強力な機能だ。よく使うパターンをいくつか紹介する。
// 送信者で絞り込み
const query1 = "from:notifications@example.com";
// 日付範囲で絞り込み
const query2 = "after:2025/01/01 before:2025/04/01";
// 特定ドメインからのメールを除外
const query3 = "-from:@spam-domain.com";
// 複数ドメインを除外
const query4 = "-from:@marketing.example.com -from:@newsletter.example.com";
// ラベルと未読を組み合わせ
const query5 = "label:work is:unread";
// 件名に特定のキーワードを含む
const query6 = "subject:請求書";
// 添付ファイル付き + 特定サイズ以上
const query7 = "has:attachment larger:5M";
// 組み合わせた実践的な例:
// 今年の未読メールで、社内ドメインを除外し、添付ファイル付き
const practicalQuery =
"is:unread has:attachment after:2025/01/01 -from:@mycompany.com";
https://developers.google.com/workspace/gmail/api/guides/filtering?hl=ja
ドメイン除外は-from:@domain.comの形式で書く。ハイフン(-)がNOT演算子として機能する。複数ドメインを除外したい場合はスペース区切りで-from:を並べればよい。
このパラメータは、Gmail ウェブ インターフェースと同じ高度な検索構文のほとんどをサポートしています。
https://developers.google.com/workspace/gmail/api/reference/rest/v1/users.messages/list?hl=ja
注意点として、Gmail APIのqパラメータはWeb UIと完全に同じではない。公式ドキュメントにも記載されているが、エイリアスの展開がAPI側では行われないケースがある。Google Workspaceでアカウントのエイリアスを設定している場合、Web UIでは検索にヒットするがAPIでは返らないという差異が生じうる。
Gmail API のスレッド取得
Gmail APIにはスレッド単位で取得する専用エンドポイントusers.threads.listが用意されている。Graph APIのように手動でグルーピングする必要がない。
ページネーションの仕組みはmessages.listと同じで、nextPageToken / pageTokenのパターンで全スレッドを順次取得する。threads.getを呼ぶと、そのスレッドに属する全メッセージがmessages配列に含まれて返ってくる。
実装で気をつけるべきこと
レートリミット対策
Gmail API を使用する場合、1 つのメール メッセージあたりの受信者の上限は 500 人です。
https://developers.google.com/workspace/gmail/api/reference/quota?hl=ja
Gmail API には使用量上限があり、API のメソッドを呼び出すことができる頻度が制限されます。上限は割り当て ユニットで定義されます。割り当てユニットは、 Gmail リソースの使用量を表す抽象的な測定単位です。使用量上限には、プロジェクトごとのレート制限とユーザーごとのレート制限の 2 種類があり、これらが同時に適用されます。
受信者の最大合計数は 500 です。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/api/resources/message?view=graph-rest-1.0
Exchange Online メールボックスから送信される 1 つの電子メール メッセージのための toRecipients、ccRecipients、および bccRecipients プロパティに含まれる受信者の最大合計数は 500 です。 詳細については、「送信の制限」を参照してください。
From、Toでメールアドレスは取れるけど名前部分が取れない場合
Gmail API
理由: Gmail APIはメールの中身をRFC 2822準拠の生ヘッダー文字列で返す。From や To ヘッダーの形式は送信者のメールクライアントに依存し、"表示名" <address> と address のみの両方がありえる。アドレスだけで送信された場合、名前部分は存在しない。Gmail API自体には名前を補完する仕組みがない。
ドキュメント/エビデンス
- Gmail APIで下書きを作成した場合、Fromヘッダーにアドレスだけが含まれ表示名が含まれないケースがある GMass
- Gmail API
messages.getリファレンス: https://developers.google.com/workspace/gmail/api/reference/rest/v1/users.messages- From/Toの詳しい挙動解説: https://www.gmass.co/blog/gmail-api-from-addresses-names/
Microsoft Graph API
理由: Graph APIは from.emailAddress.name と from.emailAddress.address を構造化データとして返す。name は String 型で「The display name of the person or entity」と定義されている Microsoft Learnが、required/optionalの明示がなく、実際に空文字やアドレスと同値で返ってくるケースがある。特に組織外の送信者でAzure AD/Exchangeのディレクトリに登録がない場合に起きる。
ドキュメント/エビデンス
emailAddressリソース型の定義: https://learn.microsoft.com/en-us/graph/api/resources/emailaddress?view=graph-rest-1.0messageリソース型の定義: https://learn.microsoft.com/en-us/graph/api/resources/message?view=graph-rest-1.0
Graph APIのドキュメントには「name が空になる場合がある」とは明記されていない。ただし型定義上 name は nullable な String であり、必須とも書かれていないので、空やアドレスと同値になる可能性は排除されていない。実際に実運用で確認できているなら、それ自体がエビデンスになる。
Gmail API で messages.list と messages.get を分離する理由
Gmail APIが一覧取得でIDしか返さない設計は、最初は不便に感じるかもしれない。しかしこの分離にはメリットがある。
一覧取得の段階ではレスポンスが非常に軽い。

GmailのthreadIdもMicrosoft Graph APIのconversationIdも、「同一スレッドに属するメッセージをグルーピングするID」という同じ意味的役割を持っている。共通の型にまとめるのは妥当。
値の形式が異なる。 GmailのthreadIdは18e5a...のような16進文字列、MicrosoftのconversationIdはAAQkAD...のようなBase64風文字列。共通型では string にしておけば問題ないが、バリデーション(max長やregex)をプロバイダごとに変える必要がある場合、共通型のレイヤーではバリデーションを持たせず、Zodスキーマ側ですのが自然か?
https://developers.google.com/gmail/api/reference/rest/v1/users.messages
https://developers.google.com/workspace/gmail/api/guides/threads
https://learn.microsoft.com/en-us/graph/api/resources/message?view=graph-rest-1.0
https://learn.microsoft.com/en-us/graph/api/message-get?view=graph-rest-1.0
統一可 変換して統一 個別管理
識別子
| 概念 | Gmail | MS Graph | 判定 |
|---|---|---|---|
| メッセージID | id : string16進 例: “18e5a3b…” |
id : stringBase64風 例: “AAMkAG…” |
統一可 |
| スレッドID | threadId : string先頭メッセージのidと同値 |
conversationId : string自動生成・不変 |
統一可 |
宛先情報
| 概念 | Gmail | MS Graph | 判定 |
|---|---|---|---|
| From | payload.headers[]RFC2822文字列をパース要 |
from.emailAddress{ name, address } オブジェクト |
個別 |
| To / CC / BCC | payload.headers[]カンマ区切り文字列をパース要 |
toRecipients[] 等{ emailAddress: { name, address } }[] |
個別 |
本文・件名
| 概念 | Gmail | MS Graph | 判定 |
|---|---|---|---|
| 件名 | payload.headers[]name:”Subject” の値 |
subject : string |
変換統一 |
| 本文 | payload.parts[] 再帰構造base64urlデコード要 |
body.content : stringデコード済み |
個別 |
| プレビュー | snippet : string |
bodyPreview : string |
統一可 |
日時
| 概念 | Gmail | MS Graph | 判定 |
|---|---|---|---|
| 受信日時 | internalDate : stringepoch ms |
receivedDateTime : stringISO 8601 |
変換統一 |
| 送信日時 | payload.headers[]name:”Date” の値 |
sentDateTime : stringISO 8601 |
変換統一 |
メッセージ状態
| 概念 | Gmail | MS Graph | 判定 |
|---|---|---|---|
| 既読 | labelIds[]“UNREAD”の有無で判定 |
isRead : boolean |
変換統一 |
| 下書き | labelIds[]“DRAFT”の有無で判定 |
isDraft : boolean |
変換統一 |
| ラベル/カテゴリ | labelIds : string[]INBOX, SENT, STARRED 等 |
categories : string[]ユーザー定義カテゴリ |
個別 |
添付ファイル・ページネーション
| 概念 | Gmail | MS Graph | 判定 |
|---|---|---|---|
| 添付有無 | payload.parts[]filenameの有無で判定 |
hasAttachments : boolean |
変換統一 |
| ページネーション | nextPageToken : stringpageTokenパラメータに渡す |
@odata.nextLink : string完全URL、そのままGET |
統一可 |
プロバイダ固有フィールド
| API | フィールド | 説明 |
|---|---|---|
| Gmail固有 | sizeEstimate |
RFC822全体のバイト数概算 |
raw |
RFC2822全文 (base64url, format=RAW時) | |
historyId |
変更履歴の同期ポイント | |
| MS Graph固有 | importance |
“low” | “normal” | “high” |
webLink |
Outlook Web上のメールURL | |
parentFolderId |
所属フォルダID | |
flag |
フォローアップフラグ |
参照
Gmail API – users.messages /
Gmail API – threads /
MS Graph – message resource
Gmail API vs Microsoft Graph API ― メッセージ構造比較
============================================================
■ エビデンス
├── Gmail : https://developers.google.com/gmail/api/reference/rest/v1/users.messages
├── Gmail : https://developers.google.com/workspace/gmail/api/guides/threads
├── MS Graph : https://learn.microsoft.com/en-us/graph/api/resources/message?view=graph-rest-1.0
└── MS Graph : https://learn.microsoft.com/en-us/graph/api/message-get?view=graph-rest-1.0
■ メッセージ全体構造
│
├── Gmail API (users.messages)
│ ├── id : string (16進, 例: "18e5a3b...")
│ ├── threadId : string (16進, スレッドの先頭メッセージIDと同値)
│ ├── labelIds : string[]
│ ├── snippet : string
│ ├── historyId : string
│ ├── internalDate : string (epoch ms, 例: "1704067200000")
│ ├── sizeEstimate : number
│ ├── raw : string (RFC2822 base64url, format=RAW時のみ)
│ └── payload : MessagePart (後述)
│
└── Microsoft Graph API (message resource)
├── id : string (Base64風, 例: "AAMkAG...")
├── conversationId : string (Base64風, 例: "AAQkAD...")
├── conversationIndex : string (binary)
├── subject : string
├── bodyPreview : string
├── body : { contentType: string, content: string }
├── from : { emailAddress: { name: string, address: string } }
├── toRecipients : { emailAddress: { name, address } }[]
├── ccRecipients : { emailAddress: { name, address } }[]
├── bccRecipients : { emailAddress: { name, address } }[]
├── receivedDateTime : string (ISO 8601, 例: "2026-01-01T00:00:00Z")
├── sentDateTime : string (ISO 8601)
├── createdDateTime : string (ISO 8601)
├── lastModifiedDateTime : string (ISO 8601)
├── isDraft : boolean
├── isRead : boolean
├── hasAttachments : boolean
├── importance : string ("low" | "normal" | "high")
├── categories : string[]
├── webLink : string
├── parentFolderId : string
└── flag : { flagStatus: string }
■ スレッドID
│
├── Gmail
│ ├── フィールド名 : threadId
│ ├── 型 : string (16進)
│ ├── 意味 : 同一会話のメッセージをグルーピング
│ └── 特徴 : スレッド先頭メッセージのidと同一値
│ ユーザーごとに固有(送信者と受信者で異なる)
│
└── MS Graph
├── フィールド名 : conversationId
├── 型 : string (Base64風)
├── 意味 : 同一会話のメッセージをグルーピング
└── 特徴 : 自動生成・不変
ユーザーごとに固有
→ 役割は同一。共通型では threadId: string に統一可能
■ 宛先情報の取得方法
│
├── Gmail
│ └── payload.headers[] から文字列パース
│ ├── { name: "From", value: "John Doe <john@example.com>" }
│ ├── { name: "To", value: "alice@example.com, Bob <bob@example.com>" }
│ └── { name: "Cc", value: "..." }
│ → RFC 2822 形式の文字列をMIMEパーサーで分解する必要あり
│
└── MS Graph
└── トップレベルにオブジェクト構造で提供
├── from: { emailAddress: { name: "John Doe", address: "john@example.com" } }
├── toRecipients: [{ emailAddress: { name, address } }, ...]
└── ccRecipients: [{ emailAddress: { name, address } }, ...]
→ パース不要、そのまま使える
■ 本文の取得方法
│
├── Gmail
│ └── payload (MessagePart) の再帰構造
│ ├── mimeType : string (例: "multipart/alternative", "text/plain", "text/html")
│ ├── body : { data: string(base64url), size: number }
│ ├── parts : MessagePart[] (再帰)
│ └── 取得手順:
│ 1. payload.parts を再帰的に走査
│ 2. mimeType が "text/plain" or "text/html" の part を探す
│ 3. body.data を base64url デコード
│
└── MS Graph
└── トップレベルにフラット構造で提供
├── body.contentType : string ("text" | "html")
├── body.content : string (デコード済み本文)
└── bodyPreview : string (プレビュー)
→ デコード不要、そのまま使える
■ 日時
│
├── Gmail
│ └── internalDate : string (epoch ms)
│ 例: "1704067200000"
│ → new Date(Number(internalDate)).toISOString() で変換
│
└── MS Graph
└── receivedDateTime : string (ISO 8601)
例: "2026-01-01T00:00:00Z"
→ そのまま使える
■ 既読・下書き状態
│
├── Gmail
│ └── labelIds で判定
│ ├── "UNREAD" が含まれる → 未読
│ ├── "DRAFT" が含まれる → 下書き
│ └── 専用フィールドなし
│
└── MS Graph
└── 専用booleanフィールド
├── isRead : boolean
└── isDraft : boolean
■ 添付ファイル
│
├── Gmail
│ └── payload.parts[] 内で判定
│ ├── filename が空でない part → 添付ファイル
│ └── body.attachmentId → messages.attachments.get で取得
│
└── MS Graph
└── 専用フィールド + 別エンドポイント
├── hasAttachments : boolean
└── /messages/{id}/attachments で一覧取得
■ ページネーション
│
├── Gmail
│ ├── レスポンス : nextPageToken: string
│ └── リクエスト : pageToken パラメータに渡す
│
└── MS Graph
├── レスポンス : @odata.nextLink: string (完全URL)
└── リクエスト : そのURLをそのままGETするMicrosoft Graph の @odata.nextLink vs Google の nextPageToken
| 観点 | Microsoft Graph | Google API |
|---|---|---|
| 位置づけ | OData プロトコルのアノテーション(@ 付きメタ情報) | レスポンス本体のフィールド |
| 中身 | 完全な URL | トークン文字列のみ |
| 使い方 | URL をそのまま GET | 元のクエリに pageToken= を付与して再送 |
| 終端判定 | プロパティが消えたら終了 | 同左(ただし空で返ることもある) |
| 差分取得 | @odata.deltaLink で統一 | historyId + history API で別建て |
API制限
Microsoft Graph API(メール)
メールボックスあたりの制限
https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/throttling-limits#outlook-service-limits
「ユーザー」はここではアクセス先のメールボックスの所有者を指す。ログインしているユーザー(操作者)ではない。
つまり、アプリAがメールボックスBにアクセスする場合、10分10,000リクエストの制限はメールボックスBに対してカウントされる。同じアプリAがメールボックスCにもアクセスしていれば、Cには別枠で10,000リクエストが使える。
Gmail API (2026年5月以降の新仕様)
Gmail API の割り当て
https://developers.google.com/workspace/gmail/api/reference/quota?hl=ja
2026年5月以降の新規プロジェクトは新仕様
以前は下記記事の通り毎秒単位の制限
http://xn--unipile-jv0lp571c.com/read-email-api/
レート制限とバックオフ
Gmailは、ユーザー1人あたり1秒あたり250クォータ単位(リスト表示に5単位、データ取得に5単位)の制限を設けています。Microsoft Graphは、テナント1つあたりアプリ1つにつき10分間に10,000リクエストに制限されています。どちらも、ジッターを伴う指数バックオフを必要とする429エラーを返します。リンクされたアカウントが1,000個になると、レート制限の管理は本格的なエンジニアリング問題となります。
https://stackoverflow.com/questions/52542789/check-specific-user-account-quota-usage-for-gmail-api
ユーザーごとのレート制限:1ユーザーあたり1秒あたり250クォータユニット(移動平均、短時間のバーストは許容)
messages.sendこのメソッドは100クォータユニットを消費します
messages.getこのメソッドは5クォータ単位を消費します
messages.listこのメソッドは5クォータ単位を消費します
messages.attachments.getこのメソッドは5クォータ単位を消費します
| 比較内容 | 以前 | 2026年5月以降 |
|---|---|---|
| ユーザーごとの制限 | 250 units / 秒 | 6,000 units / 分 |
| プロジェクトごとの制限 | 1日あたり 1,000,000,000(10億) units | 1,200,000 units / 分 80,000,000(8,000万) units / 日 |
messages.send | 100 | 100 |
messages.get | 5 | 20 |
messages.list | 5 | 5 |
messages.attachments.get | 5 | 20 |
たとえば1回のAPI呼び出しでリストを取得し、そのリストに含まれるメールをすべて get で取得する場合
以前(旧仕様)「1秒間に最大49件」
まず list を1回実行で残り 245 units(250 – 5)残り枠で get(1件5 units)を実行で 245 ÷ 5 = 49 件
2026年5月以降(新仕様)「1分間に最大299件」
まず list を1回実行で残り 5,995 units(6,000 – 5)残り枠で get(1件20 units)を実行で 5,995 ÷ 20 = 299.75 件